世界全体で2000基超あるゴミ焼却設備ですが、日本にはその半分の1000基を超えるゴミ焼却設備が存在します。日本は国土が狭く埋め立てを行うための場所を確保することが難しいことや衛生面を配慮した結果として焼却といった処理手段が一般的となりました。可燃ゴミの約40%は所謂“生ゴミ”が占めており、その水分含有率は80%です。これらは可燃ゴミというより、燃えるは燃えるが燃やすには多大なエネルギーを要するゴミということになり、そのエネルギーを得るためにプラスチックゴミを燃やすといった本末転倒なことを行い、地球環境に二酸化炭素を無駄に増やしています。そしてこの焼却処理の維持に年間2兆円超を費やしています。つまり、日本のゴミ処理は“サーマルリサイクル”(熱リサイクル)といった言葉でごまかされていますが、その実態はあくまで”サーマルリカバリー“(熱回収)であり、リサイクルのあるべき姿とは全く異なるのです。

https://www.mswmanagement.com/incineration plant

コメント